2018年12月18日火曜日

クリスマスコンサート

こんにちは!
高村光太郎記念館です。
12月16日日曜日、当記念館内で、クリスマスコンサートが行われました。
これに合わせて、花巻市太田山口地区の皆さんによる
「高村光太郎 詩の朗読会」
も行われました。
・道程・岩手の人・大地麗し・案内・山口部落・山からの贈り物・山の広場・雪白く積めり・メトロポール・


最後は皆さん全員で光太郎にゆかりの深い「山口小学校校歌」を全員で歌いました。
4月2日の連翹忌には「詩碑前祭」と言って、光太郎を偲んで、太田地区の皆さんで朗読をします。馴れていらっしゃるのでしょうか、みなさん堂々とした朗読でした。
このコンサートの為に結成された「光太郎ストリングス」の皆さんです
今日は乙女の像をバックに演奏していただきました。
曲目は
カノン    パッヘルベル
ビバルディ  2つのバイオリンの為のコンチェルト
2人のかわいいバイオリニストが素晴らしい演奏をして下さいました。

急遽メンバーに加わった男子中学生がビバルディの「冬」第2、第3楽章を演奏してくださいました。
 他にも、代表の佐藤結歌さんの楽しいお話を交えながら
コレルリのクリスマスコンチェルトやみんなが知っているクリスマスメドレーを
聞くことが出来ました。
素晴らしいコンサートでした。

昭和24年12月5日。
光太郎は小学校の学芸会に参加します。
サンタクロースに扮して沢山のお菓子を子供たちに届けました。
このサンタクロースの衣装は残念ながら数日前にお亡くなりになった、高橋愛子さんがご自分の赤い襦袢を使って作ったそうです。
光太郎が大きい人だったので、苦労したとの事でした。
白い所は羊の毛なそうです。愛子さんの生前は、沢山光太郎との思い出話を聞かせていただきました。

今日、 サンタさんに扮したのは、なんと、この写真の中のお一人の高橋精一さんです。
まだクリスマスやサンタクロースの言葉も珍しい頃に、山口小学校の生徒たちは光太郎から思いがけないプレゼントをいただくことが出来たそうです。
高橋征一さんは、光太郎から頂いた楽しい思い出を、次の子供たちに伝えています。

楽しい、楽しいスペシャルクリスマスコンサートの1日でした。
素晴らしい演奏をして下さった、光太郎ストリングスのみなさん、
朗読をして下さった、山口支部の皆さん
そして記念館に足を運んでくださったお客様、
ありがとうございました。

2018年12月14日金曜日

冬が来た

 こんにちは!!
高村光太郎記念館です。
ご覧のように、今週すっかり雪に囲まれた記念館です。
もちろん開館中です。
只今、花巻市共同企画展も始まっております。
当館の企画は、次号で詳しくお知らせいたします。

 まだ雪は多くありませんが、もうじき冬の景色はここ1番の景色が見られます。
また、クロスカントリーのスキー場にもなっていますので、土日は子供たちの賑やかな声も聞かれます。是非その足でお立ち寄り下さい。

 高村光太郎は昭和20年11月17日からここでお一人で、自炊生活を始めます。
もちろん村の方や、当時の分教場の先生家族の皆さん達にも色々助けられましたが、
迎え来る冬にどんな気持ちでいらしたのでしょう。
北海道に憧れて行った事もある光太郎は、ここの冬は北海道ほど大変ではないと思ったのかもしれません。
いずれにしろ、物のない、戦後です。いろんなご苦労があった事でしょう。
光太郎の住んだ山荘ももちろんご覧になれます。
今日は「冬が来た」の詩をご紹介します
光太郎30歳の詩です。
      「冬が来た」
きっぱりと冬が来た。
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみこむような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、蟲類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

(大正2年12月5日作)

2018年11月23日金曜日

インターンシップ

 地元の大学生が花巻市役所のインターンシップの一環として来館しました。
オリエンテーションで、作業担当の方から説明を受けます

 今日、午前中はチップを展望台に行く階段まで運ぶ作業です。
チップを土嚢袋に詰める方法も教わります。
さすがプロですね。説明も明確です。
皆さん真剣ですね
このチップは、展望台に行く階段に敷きます。
階段が長い年月の間に、土が減って、1段1段深くなってしまいました。
チップを各段に敷くと、歩きやすくなりますね。
 作業開始です。
土嚢袋に満杯、重いです。
若い力はすごいですね。
1番大変なのはこれを階段に置く作業です。
肩に積んで走って、昇ります。
2つ持って登る人も.......
皆で感心してして見しまいました。
上まで着くと拍手喝采です。
お疲れ様でした。大変な仕事をあっという間に仕上げてくださいました。

敷いたチップはこれからの雪の下になり、春には大変歩きやすい「さんぽ道」の階段になります。
昼食はいいお天気でしたので、美しい紅葉を見ながら食べることが出来ました。
午後からは、記念館の学習と業務の説明です。
皆さん熱心に、学習されていきました。
またいらして下さいね。



2018年11月13日火曜日

山からの贈り物

 朝晩、寒くなりましたね。花巻高村光太郎記念館です。
色づいた葉もハラハラ風に乗って散ってきました。
美しいです。
 葉が落ちると、今迄見えなかった建物や丘も、すぐ近くに見えてきます。
 一面に散った落ち葉の上を、カサコソと音をたてながら歩くのも、この散歩道の醍醐味です。
 たくさんの落ち葉、掃除は大変ですが1つ1つ、自然が作った宝物の様です。
今回は、「山からの贈り物」という詩をご紹介します。
山からの贈り物
山にありあまる季節のものを
遠く都の人におくりたいが
おくらうとすると何もない。
山に居てこそ取りたての芋コもいいし
栗もいいし茸もいいが、
今では都に何でもあつて
金がものいふだけだといふ。
それではいつそ
舊盆すぎて穂立をそろへた萱の穂の
あの美しい銀の波にうちわたる
今朝の山の朝風を
この封筒に一ぱい入れよう。
香料よりもいい匂の初秋の山の朝風を。
        昭和24年



2018年11月4日日曜日

晩秋のさんぽみち

 こんにちは!!花巻高村光太郎記念館です。
秋も深まってきましたね。
どこを見ても素敵に色づきました。ご覧下さい。
 光太郎がここ花巻太田村山口地区に移り住んだのが昭和20年10月17日です。
光太郎の住処は箱だけ出来ていましたが、流しや、囲炉裏、本棚など何も出来ていません。まだ住める状態ではありませんでした。
 当時、山口には太田小学校の分教場があり、光太郎をこちらに誘った佐藤勝治さんという方が分教場の先生でした。分教場はかやぶき屋根のお寺みたいな建物だったそうです。
そこに佐藤先生は家族でお住まいでした。
 光太郎は10月から11月17日まで1か月、今ある山荘に移り住むまで佐藤先生のご家族と分教場に寝泊まりし、山荘に通い、中の手入れをして、なんとか一人で生活できるよう仕上げます。
 分教場から山荘までの道のりはずいぶん変わったようですが、眺める紅葉は同じ位素敵だった事でしょう。
26年11月3日にはこんなメモが残されています。
 11月3日頃が紅葉の頂上と見ゆ、美しさ限りなし。
 ウルシ、ハゼはすでに散れど 楢、ツツジ等紅、栗黄色となる、
 一體に金茶色。

散っていく落ち葉も素敵ですよ。詩人の気分に浸ることが出来ます。

2018年11月2日金曜日

小さなお客様

 抜けるような青空です。紅葉も真っ盛りです。
どこを見ても美しいと光太郎も言ってます

 森に何やら楽しいそうな声が響きます
「おーい」
と言うと
「おーい」
とかわいい声がかえってきます
近くの幼稚園の子供たちがお散歩がてら、木の実を拾いに探検にやってきました
 「何してるの?」
と聞くと
「どんぐり拾っているよ」
「たくさんひろえた?」
「うん」
「ほら!」と見せてくれたのは栗の実でした。

ひろった宝物を見せてもらいました。
「わぁ~たくさんひろったね」
どんぐりだけじゃなく、やまなしの実や赤い葉っぱも色々あります。
たのしそうです。
先生から
「これがどんぐりですよ」と教わり、また探検に挑戦の子もいます。
いっぱい遊んでいってね。

2018年10月24日水曜日

中学生秋の職場体験

 市内の中学2年生5人がが職場体験に来ました。
この記念館は展示品だけではなく、もちろん外の景色も大事です。
毎年たくさんのお客様がこの里山の景色を堪能していかれます。
今はアジサイの花の木が雪で押されて倒れたり折れたりしないようにする作業の真っ最中です。作業員の方にコツを教わりながら紐を使って、上手に束ねることが出来ました。
作業員の方からも「はなまるの出来ばえ」とお褒めの言葉をいただきました。
 その後は記念館で、パンフレットの仕分けや受付業務を体験しました。
案内所ではチケット販売もしてみました。
 光太郎の散歩道を通りながら、森のギャラリーまで歩いて景色を堪能しました。
ギャラリーでは自分の好きな作品を投票し、感想も書きました。
中学生の意見はどんなだったんでしょうね。
作品を展示している藤井さんも読むのが楽しみだと思います。
 ヤマボウシの実はそろそろ終わりになります。
今日は小学1年生がどんぐりを拾いに来ましたよ。
とっても楽しそうでした。

2018年10月20日土曜日

校外学習

 10月12日、市内の中学生約80名が校外学習で来館しました。賢治と共に光太郎の作品にも触れて頂きたく大変いい機会でした。藤原館長から歓迎のあいさつを受け3班に分かれて学習しました。
 普段、見ることのない彫刻ですが、スタッフから解説や見るポイントを教わり興味津々の様子でした。記念館の中は、詩の朗読を聞いたり、ブリジストンのDVDを見たり盛りだくさんです。
 外では新しくなった智恵子展望台に上りパンフレットを見ながら光太郎の「案内」の詩を朗読し、光太郎もここから見たであろう景色を確認しました。
少し雲はありましたが、北上山系、奥羽山脈、広がる田園風景を見ることが出来ました
 ここは詩碑です。
光太郎の弟豊周(鋳金家で人間国宝でした)の手で作られた「雪白く積めり」の詩が原稿用紙に書かれたように鋳金されたものを見ることが出来ます。
実際に字を触ってみました。
他に光太郎の住んだ「山荘」や字を彫った「月光殿」など見学し、あっという間の午前中でした。
お天気にも恵まれ、おいしそうなランチタイムを過ごし、自由時間ではゆっくり見れなかった作品ををもう1度見る生徒さんもおりました。
1つでも光太郎の作品が心に残ってくれると嬉しいです。
またいらしてくださいね。

2018年10月2日火曜日

秋の実 見つけたよ

こんにちは!!
高村光太郎記念館です
もう10月ですね
 今日は光太郎も歩いたさんぽ道で珍しい木の実を見つけましたのでご紹介しますね
これは春1番に咲くマンサクの木です。春には小さな花が咲くだけですが、秋はかわいいどんぐりのような実を付けます
どんぐりより小さいですが、今年は沢山実をつけたので気を付けるとみることが出来ます

 近くによるとこんな感じ、学名的にはマンサク科マンサク属なそうですが、何かの葉っぱに似ていますね。
今度自然観察のプロに聞いてみます。
 これはホウの木の実です。これはおいしい種らしくて、鳥が木の上で争って食べています。さんぽ道には食べた後のからの実が落ちています。
こういうピンクで種まで付いて落ちているのは珍しく、殆どは茶色になります。
きれいな色のままですね
1つ1つ種が糸のようなもので繋がっていて、鳥が種を食べこぼさないように糸が付いているという村の人の話です。

拡大するとこんな感じ。簡単に落ちません。
ホウの木は葉は抗菌作用があり、大きいので食べ物を包むのに使用したようです。
木は加工しやすく、まな板や下駄の歯になったそうです。鉛筆もホウの木で作るそうですよ。
そして木の皮は漢方に使われるそうで、すごく役立つ木なんですね。改めて感心しました。
よく似た木に、コブシの木があります。実も一回り小さいです。

皆さんも探しに来ませんか?きっと楽しい1日になりますよ