2021年3月24日水曜日

光太郎レシピ4月号

高村光太郎記念館です。

食の記事が続きます。2か月に1度

「花巻まち散歩マガジンMachicoco」に「光太郎レシピ」を掲載させていただいています

こちらは、私達が光太郎の日記や書簡からメニューを考え、実際にお料理し、器や小物なども揃えて撮影に臨みます。

しかし、お天気には勝てないので、カメラマンや、他のスタッフなどの都合もあり、急遽戸外から室内に変わることが少なくありません。

今回は、花巻温泉近くにある「台焼き」という陶芸工房での撮影でした。

昔の学校のような建物です。




そのお隣に別荘のような建物があり、ここも素敵な所でした。


さて、工房は沢山の素焼きのものや作品がありました。

見ていて飽きません。

ろくろの所は日光がさし、もう少しで温かくなり、出番を待っている感じです。

光太郎も、太田村の住家で、粘土をこねて作ったと思われるウサギの頭が、囲炉裏に中から発見されています。

女の人にはホームスパンで、男の人には陶芸で、大田村の住民の暮らしが楽になるのでは?と考えていました。

周辺の土を試したらしいのですが、なかなかいい土には出会えなかったようです。

花巻温泉には度々宿泊していますので、台焼きも見たことでしょう。

昔から花巻は、焼き物に優れてたそうで、特に瓦は南部藩で上等な瓦を作る街だったそうです。粘土が良かったのか、職人が良かったのか、焼き物は盛んだったそうです。

 さて今回のレシピ、どんな具合に撮影できましたか、来月をお楽しみに。

2021年3月18日木曜日

光太郎ランチ3月

 

高村光太郎記念館です

毎月15日は光太郎ランチの日。職員一同、楽しみにしています。

「ミレットキッチン花」というグループは道の駅を中心に活動している主にお弁当を作って配達をしています。他にも西南道の駅で、おかずなども販売していて、塩麴の玉子焼きとかキャベツのコロッケなどは好評のようです。


私達はこの献立の基になる資料を毎月提供しています。

またこの日記とメニュー表もお手伝いしています。


箸入れも、毎月ハンコを製作、

職員一同、熱が入ります。

道路の雪は消えましたが、山荘までの散歩道は、グレーダーで雪を圧縮していますので、解け難いです。

窓の外は、広い屋根からの落ちた雪ですから、そう簡単には無くなりません。

でも、少しずつ春の訪れを感じながら、ランチを味わいました。

2021年3月14日日曜日

山口山

高村光太郎記念館です。

ここ、太田山口地区にある山口山を岩手大学の学生小室さんが研究してくださいました

山口山は光太郎が朝な夕なに見て詩にもなった山です。

私達職員も近年登ってみた山です。ちゃんとした登山道があるわけではないので、道なき道を枝を分けて登るのです。

卒論にこの山を取り上げて下さったそうです。

その1部分をアンケートをいただいた方に、と資料を下さいました。


この山はくり、ぶななどの広葉樹が多く、動物たちのエサも沢山あるのでしょう。

巨木も沢山あったとの報告でした。

10数回以上登山して、1年を通して観察を続けたそうです。

今年の冬、雪の深い時期にもスノーシューを使って登山したとの事です。冬は笹など邪魔なものがない分、歩けるところが沢山あるというお話ですが、今年の雪は比較にならないほど降りましたので、私達には想像もつかない探検です。

先日、私たちが周辺を回った時もスノーシューで歩くのは大変でしたが若さと、探求心なのでしょうね、雪深い所を探検したとの事です。



1年を通して見ることが出来た動植物も、記録されていて地元の皆さんをはじめ、私達も大変役に立ちます。


光太郎の作品も取り上げて下さり、光太郎と山口山のつながりを取り上げて下さいました。

ここ山口地区には約40戸の集落ですが、全戸のアンケートとこの調査結果を届けて下さいました。

ありがとうございました。
 

2021年3月7日日曜日

春は黄色から

高村光太郎記念館です

あんなに多かった雪も、魔法にかかったようにどんどん解け始め、春1番乗りの「マンサク」の花が咲きました

ぬける様な青空の下で黄色い小さな花が沢山!

まるで千代紙を見ているように美しいです。


光太郎が春、ビタミンを取ると言って毎日のように「ばっけ」(フキノトウ)をさがして「お味噌汁」の具にしたり「ばっけ味噌」や「煮つけ」にしたりして食べています

初めての春は北国には青物が育たないことを初めて知ります。

「のびる」や「かっこう」など出てくる草の芽を楽しみに覗いています。


ミズバショウの芽も随分育ってきまし白い花が待ち遠しいですね

光太郎の住んだ山荘の廻りはまだ雪が多いですが、こうやって少しづつ春の訪れを感じます。