2019年3月15日金曜日

自然観察会

 みなさん こんにちは
高村光太郎記念会です。

2月28日「ブナに守られる市民の会」の望月さん、井形さんを講師に迎え、冬と春の間の自然観察会をしました。
今年はもう雪が消えたので、「山口山」に挑戦しました。
記念館のバックに見える山です
 山口の地名が説明されている看板の付近から登りました
この山は光太郎が季節を感じられる山として親しんだ山です。大きな木がたくさんあり、講師の方から、手付かずのブナの山で大変貴重との事。
持ってきた直径がわかるメジャーで、木の周りを測ります。
胸の高さを測るそうです。
1番太くて大きいものは、周りが(223cm」直径(71cm)というブナの木がありました。
よく見ると、クマの爪痕がありました。
よじ登って実を食べたとの事。
クマさんは、まだ冬眠中でしょうね。
あちこちの木の肌に爪痕らしきものがあり、この山には食事に来ているようです。
これがブナの実です。
殻に入って残っているのは珍しいことなそうです
この種からまた、新しい芽が出てブナの山が育つといいですね
これは、ウサギのフンです。
とても新しいフンなそうでさっきまでここに居たような感じです。
ウサギもカモシカも私たちの大声の会話にびっくりしたせいか姿は見れませんでした。
シュンランやショウジョウバカマなどはもう、春の準備で花の芽が出ていました。
記念館から出発して、大きな木を色々測定したり、鳥の声に耳を澄ましたりしながら頂上まで行き80分程で戻ってきました。
講師の方から
「この山口山は里山の原生林といっても過言ではありません。水源を守るために地区の方たちが大事にしてきた山でしょう」と感心していました。
いつもきれいな姿のこの山が自然の大切さを教えてくれた日でした