2020年6月29日月曜日

わが町バンザイ。TV出演

 みなさんこんにちは!
高村光太郎記念館です。
ローカル番組ですが、岩手放送の「わが町バンザイ」というTV番組に当記念館が出演しました。(現時点ではリンク先はまだこの番組になっていません)
撮影はまだ会館前でしたので、一般お客様はいないのですが、初めの映像はドローンで撮影したもので、森のように木々で囲まれているのがわかります。

 職員で、入り口のポーチに立ち
両端のアナウンサーの掛け声で

みんなで
「花巻南温泉郷わが町バンザイ!!」
と言って、番組が始まりました。
この日は他に花巻の南温泉郷の方達を紹介しています。
マスク作りの場面や、「非常の時の」詩の朗読
外に出て、光太郎が住んだ「山荘」や隣にある「月光殿」なども職員と一緒に楽しく紹介して頂きました。
季節も絶好調!
是非いらしてください。



2020年6月19日金曜日

オリジナル書籍

 みなさんこんにちは
高村光太郎記念館です
コロナウイルスの予防のために検温とかしていただいておりますが、今のところ混乱もなく皆様に快く承諾していただき入館していただいております。
以前から、発売していました書籍を一新しましたので、ご紹介します。
書籍というには少し薄いのですが、とても読みやすく分かりやすい。とご好評を得ています。
浅沼政規氏は初代花巻高村光太郎記念会の事務局長でもあり、光太郎が住んでいた当時太田村山口にある山口小学校の校長でした。
光太郎と山口小学校は大変関係が深く、ここに来たばかりの時は、まだ分教場でしたが、ここに寝泊まりし、自分の山荘を住めるように造作をしにここから通いました。そして郵便物がまだ光太郎の山荘まで届かず、この小学校で手紙や荷物を出したり受け取ったりしています。当時浅沼氏のご子息の隆氏は、職員室でよく光太郎を見かけたそうです。
 元になっている冊子を、意味が変わらないように少し文章をを変え、完全な手作りで作って来ました。
しかしもう在庫がないのと、紙やインクが値上がりし、紙を少し丈夫なものにしたいという意見から、装幀を新しくしました。
写真を増やし、雰囲気も良くなったと自負しております。
定価は500円です。
是非ご覧ください


 これも、オリジナルで作っている光太郎の詩です。
世の中に光太郎の詩集は沢山ありますが、数ある詩の中から職員でチョイスして作りました。
お客様の意見も色々入っています。
上着のポケットに入る大きさと評判は上々です。

 若い時の詩もあり、道程の全文もあり、
こちら花巻に来てからの詩で、なかなか他社の詩集には載っていない詩もあります。

そして、しおりのタグ、これも私たちの手作りです。
こちらは在庫限りとなります。
定価600円です。
是非手に取ってみてください。
通販も致しますので、送料等お気軽にお問い合わせください。
eメール
kotarocafe30@gmail.com
faxのみ、0198-28-3012(10時から16時まで)
お待ちしています。




2020年6月12日金曜日

エゴの花

 みなさんこんにちは
高村光太郎記念館です。
こちらはこのところ暑い日が続き、周りの木々も水分不足の感じがします。
 その中でも絶好調なのがエゴの木です。
たくさんあるのですが、詩碑に行く道まわりはさながらエゴの花のカーテンのようです。


 花が終わると、小さな実をつけます
これが人が食べるとエグイのでエゴノキと言うそうですが、
この実が、鳥は大好物です。
沢山いろいろな鳥がやってきます。
特にヤマガラが大好物です。

もう少しすると、ヤマガラが沢山みられるかと思います
楽しみですね。
下には都忘れも咲いて、初夏を感じています。
光太郎も、この時期、鳥の鳴き声や花で初夏を満喫しています。


2020年6月7日日曜日

楽しみな3畝の畑


みなさんこんにちは
高村光太郎記念館です。
開館してからまだ数日ですが、トラブルもなく来館したお客様には大変
喜んでいただいています
こちらは東北地方ですが、暑い日が続いています。
裏の山口山も、濃い緑ですっかり夏の装いです。
記念館周りは、白いヤマボウシの花がお出迎えしています。



葉の上の細い線のようなものは 、光太郎が大好きだった、栗の花です。
もう少しすると、これが太くなり、黄色の花粉が飛びます。
生栗をかじった様な匂いがします。
この樹が多いので、匂いで近くに栗がある事がわかります。




今日は光太郎が当時耕して、野菜を作っていた三畝の畑に、地元の老人クラブの方8人で、花の苗を植えて下さいました。暑い日ですので、苗を植えた後、万べんなく水をやるところまできちんと面倒をみてくいださいました。
暑い中本当にありがとうございます。
今から咲くのが大変楽しみになりました。

2020年6月4日木曜日

アカシアの花



みなさんこんにちは
高村光太郎記念館です
6月1日から、当記念館も通常通りの開館をしています。
記念館周りは白い花をつけた木々がたくさんあります。
アカシアの花もいい香りです。
光太郎は花巻に来て、宮沢賢治の実家に逗留しているとき
散歩で見つけたアカシアの花を見つけてきて、料理をして皆さんにふるまったそうです。
「山居7年」佐藤隆房氏の本に宮沢賢治の弟、清六氏が回想しております。

先生は、「アカシアの花は食べられますよ。」と花城校の下の堀のあたりから採って来、調理の仕方を教えました。アカシアの花盛りの7月ころで、油でいためたアカシアの花にソースをかけたのを先生外宮沢一家が試食し、これはパリでも賞味しているとのことでした。
素敵なお話です



女子職員で、どんな味だったのかしら?と、挑戦してみました。
この日は若い花を採取しててんぷらにしました。
ソースは今のとんかつソースでしょうか?
豆も大好きで色々な豆を食べています。
コトコト囲炉裏で煮て楽しんだことでしょう
敷地内にある展望台からの撮影です。
ヨーグルトも作ったといわれています。
この日はアカシアのはちみつを添えました。
皆さんも、ぜひこの時期にいかがですか?

2020年6月2日火曜日

詩 「雲」

皆さんこんにちは
高村光太郎記念館です
光太郎がここ、太田村に住んで初めての初夏、
こんな気持ちのいい景色が広がっていた事でしょう
昭和21年は作品が少ないのですが、6月14日に
「雲」という詩を発表しています。
今日はこの詩をご紹介します。

    雲

あの雲を見たまえ。
地面からたつ水蒸気の冷えてできた。
小さな、小さな水玉の集団があの雲だ。
大空のあそこからあそこからあそこまで、
なんという大きなかたまりだろう。
見ているうちに形をかえて
ぐんぐんと進んでゆく
太陽に色どられた空中のパレット。
光とかげとの運動会。
雲には雲の規律があり、
山にかかる形や位置まで
ちゃんと天気の予報をする。
小さな、小さな水玉が
あんな大きな力を出す。
あの雲を見たまえ。
雲はいいなあ。
おもしろいなあ。