2021年11月17日水曜日

晩秋

当ブログをご訪問くださりありがとうございます。

少しコロナが落ち着いた感じがしますね。市内や温泉で修学旅行でしょうか、観光バスも見られるようになりました。

智恵子展望台からの景色です。

光太郎はこの場所を「丘の上」「見晴らし」と言ってお気に入りの場所でした。現在のように木が生い茂っていなかったこともあったでしょうが、村を見渡せ、遠くの山々も見えて、お天気の良い時はここに来ました。智恵子展望台と名付けられたのは、光太郎がこの場所を去ってずっと後の事です。

お客様が見えたときはお昼をここで食べることを勧めお茶を運んだりしています。

電車を降りて5キロ近くの道を歩いて光太郎に会いに来るのは、お弁当を持って1日がかりの事でした。

そんなお弁当はきっと美味しかった事でしょうね。

今月の光太郎ランチです。

牛肉入りカレー。光太郎の日記にも出てきます。フロフキ大根、マイタケの天ぷらリンゴのケーキ、今回もミレットキッチン花のグループの方々に頑張っていただきました。



ここからは、新作品のお知らせです。

↓はがき4種、セットです。

花巻空港1階の売店、東和町イチビットさんで扱っています

1セット¥440です。


こちらはファイル、A4版です

光太郎カレンダーの1部を水彩画に書いていただいたのをファイルにしました。

ビールがおいしそう、とかスイカが食べたくなる、素敵なご意見をいただいています。

1枚¥350円です。


少し小さいこちら↓はA5版

なめとこ山のくまさんシリーズです。

1枚¥250です

ファイルはマルカンさん、イチビットさんで扱っています。

遠くの方、

kotarocafe30@gmail.com 迄お気軽にご連絡ください。


 

2021年11月14日日曜日

はなまき空港 展示イベント情報

 

いつも当ブログを訪問していただきありがとうございます。
今日はいわて花巻空港の「光太郎さんぽ道」の展示イベントの紹介です。

㈱岩手県空港ターミナル業務課主任 山口さんから今回の展示情報などをお聞きして、早速作業開始です。
パネルは、前に集まって何度も話し合い製作したのですが、実際に展示すると、
イメージが随分違います。
色合いも見て、高さの調節に皆真剣です。
クリップや鋲も使いにくかったり、テープも何種類も持ってきて正解でした。
みんなの目で確かめると尚いい感じです。
更に、展示コーナーに場所を移すとまた、明るさでイメージが違いますね。
勉強になりました。
主に、光太郎も見たであろう山口の原風景の写真を展示しました。
今の季節に、ポイントを置き
もう少ししたら訪れる冬の景色も。
冬は素敵ですがなかなか訪問出来にくいです。
写真をご覧になって光太郎の住んだ冬のイメージを膨らませていただけたら嬉しいです。
中心には書家の安部氏による「岩手の人」の詩も展示しました。


手前のテーブルには、今年の干支の「牛」の詩も展示してあります。
長いので5枚のプレートになりました。
このいわて花巻空港は2009年にリニューアルオープンし、ユーミンこと、松任谷由美さんの「緑の街に舞い降りて」という歌をイメージソングとして流しています。空港内にはユーミンの直筆の歌詞のプレートも見れます。
是非、足をお運びください。



2021年11月4日木曜日

もの思う秋

いつも、ご訪問くださりありがとうございます。

もう11月に入ってしまいました。

11月の光太郎は大変忙しく、冬ごもりの食材の確保の為、収穫、加工と身の回りの事や、年末年始の原稿依頼が沢山あったようです。もっとも忙しすぎて作品を完成できなかったり、届けても間に合わなかったり、新年号が叶わない事も沢山あったようです

郵便局が遠く電報やら速達が使えず思うようにはならなかったようです。

山奥まで原稿依頼が追いかけてくるなんて、有名人の辛いところですね。

こちらは、旧記念館ですから、近代的な建物です。光太郎の住んだ山荘は粗末な小屋ですから、村の青年たちが「ヤトジ」という風除けを作ってくれました。これで風を随分避けれたことでしょう。現在でもこの辺は冬、風が強く、猛吹雪になることも。

友人の宮崎稔氏に、

障子はり、大根あらい、窓ふさぎ、冬物の日干し。薪作り、むろ穴堀り、畑の後始末といったような事で大忙し。と手紙を書いています。

障子は窓の代わりですから大事ですね。窓ふさぎというのは、夏暑いので、風通しを良くするために壁に窓を作っています。そこを塞がないと雪が入ってきますね。むろ穴作りというのは野菜が凍らないように、穴を掘って保存したようです。

秋、手紙文には

落葉の美しさ限りなしです。とか

一木一草まで紅葉して壮観です。など紅葉した周りの景色が美しいのを手紙で届けています。

晴れたこんな日は皆さんにもぜひ見て欲しいといつも思います


    光太郎山にすまひてはるかなるフォンテンブローの森しのびゐる

昭和24年11月8日 濱谷浩宛