2021年11月4日木曜日

もの思う秋

いつも、ご訪問くださりありがとうございます。

もう11月に入ってしまいました。

11月の光太郎は大変忙しく、冬ごもりの食材の確保の為、収穫、加工と身の回りの事や、年末年始の原稿依頼が沢山あったようです。もっとも忙しすぎて作品を完成できなかったり、届けても間に合わなかったり、新年号が叶わない事も沢山あったようです

郵便局が遠く電報やら速達が使えず思うようにはならなかったようです。

山奥まで原稿依頼が追いかけてくるなんて、有名人の辛いところですね。

こちらは、旧記念館ですから、近代的な建物です。光太郎の住んだ山荘は粗末な小屋ですから、村の青年たちが「ヤトジ」という風除けを作ってくれました。これで風を随分避けれたことでしょう。現在でもこの辺は冬、風が強く、猛吹雪になることも。

友人の宮崎稔氏に、

障子はり、大根あらい、窓ふさぎ、冬物の日干し。薪作り、むろ穴堀り、畑の後始末といったような事で大忙し。と手紙を書いています。

障子は窓の代わりですから大事ですね。窓ふさぎというのは、夏暑いので、風通しを良くするために壁に窓を作っています。そこを塞がないと雪が入ってきますね。むろ穴作りというのは野菜が凍らないように、穴を掘って保存したようです。

秋、手紙文には

落葉の美しさ限りなしです。とか

一木一草まで紅葉して壮観です。など紅葉した周りの景色が美しいのを手紙で届けています。

晴れたこんな日は皆さんにもぜひ見て欲しいといつも思います


    光太郎山にすまひてはるかなるフォンテンブローの森しのびゐる

昭和24年11月8日 濱谷浩宛

 

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