2018年10月24日水曜日

中学生秋の職場体験

 市内の中学2年生5人がが職場体験に来ました。
この記念館は展示品だけではなく、もちろん外の景色も大事です。
毎年たくさんのお客様がこの里山の景色を堪能していかれます。
今はアジサイの花の木が雪で押されて倒れたり折れたりしないようにする作業の真っ最中です。作業員の方にコツを教わりながら紐を使って、上手に束ねることが出来ました。
作業員の方からも「はなまるの出来ばえ」とお褒めの言葉をいただきました。
 その後は記念館で、パンフレットの仕分けや受付業務を体験しました。
案内所ではチケット販売もしてみました。
 光太郎の散歩道を通りながら、森のギャラリーまで歩いて景色を堪能しました。
ギャラリーでは自分の好きな作品を投票し、感想も書きました。
中学生の意見はどんなだったんでしょうね。
作品を展示している藤井さんも読むのが楽しみだと思います。
 ヤマボウシの実はそろそろ終わりになります。
今日は小学1年生がどんぐりを拾いに来ましたよ。
とっても楽しそうでした。

2018年10月20日土曜日

校外学習

 10月12日、市内の中学生約80名が校外学習で来館しました。賢治と共に光太郎の作品にも触れて頂きたく大変いい機会でした。藤原館長から歓迎のあいさつを受け3班に分かれて学習しました。
 普段、見ることのない彫刻ですが、スタッフから解説や見るポイントを教わり興味津々の様子でした。記念館の中は、詩の朗読を聞いたり、ブリジストンのDVDを見たり盛りだくさんです。
 外では新しくなった智恵子展望台に上りパンフレットを見ながら光太郎の「案内」の詩を朗読し、光太郎もここから見たであろう景色を確認しました。
少し雲はありましたが、北上山系、奥羽山脈、広がる田園風景を見ることが出来ました
 ここは詩碑です。
光太郎の弟豊周(鋳金家で人間国宝でした)の手で作られた「雪白く積めり」の詩が原稿用紙に書かれたように鋳金されたものを見ることが出来ます。
実際に字を触ってみました。
他に光太郎の住んだ「山荘」や字を彫った「月光殿」など見学し、あっという間の午前中でした。
お天気にも恵まれ、おいしそうなランチタイムを過ごし、自由時間ではゆっくり見れなかった作品ををもう1度見る生徒さんもおりました。
1つでも光太郎の作品が心に残ってくれると嬉しいです。
またいらしてくださいね。

2018年10月2日火曜日

秋の実 見つけたよ

こんにちは!!
高村光太郎記念館です
もう10月ですね
 今日は光太郎も歩いたさんぽ道で珍しい木の実を見つけましたのでご紹介しますね
これは春1番に咲くマンサクの木です。春には小さな花が咲くだけですが、秋はかわいいどんぐりのような実を付けます
どんぐりより小さいですが、今年は沢山実をつけたので気を付けるとみることが出来ます

 近くによるとこんな感じ、学名的にはマンサク科マンサク属なそうですが、何かの葉っぱに似ていますね。
今度自然観察のプロに聞いてみます。
 これはホウの木の実です。これはおいしい種らしくて、鳥が木の上で争って食べています。さんぽ道には食べた後のからの実が落ちています。
こういうピンクで種まで付いて落ちているのは珍しく、殆どは茶色になります。
きれいな色のままですね
1つ1つ種が糸のようなもので繋がっていて、鳥が種を食べこぼさないように糸が付いているという村の人の話です。

拡大するとこんな感じ。簡単に落ちません。
ホウの木は葉は抗菌作用があり、大きいので食べ物を包むのに使用したようです。
木は加工しやすく、まな板や下駄の歯になったそうです。鉛筆もホウの木で作るそうですよ。
そして木の皮は漢方に使われるそうで、すごく役立つ木なんですね。改めて感心しました。
よく似た木に、コブシの木があります。実も一回り小さいです。

皆さんも探しに来ませんか?きっと楽しい1日になりますよ