夏休み中、花巻南高校の家庭クラブで製作した、智恵子のエプロンを高村光太郎記念館で展示されています。
ポスターもバックに夾纈染めを使い雰囲気が素敵ですね。
まだご覧になっていない方、是非足をお運び下さい。
また、明日とお知らせが後手ですが、記念館と市内にあるカフェ羅須において、お琴と朗読のイベントがあります。
こちらも涼みながらぜひぜひいらして下さい。
高村光太郎は晩年7年宮沢賢治の実家を頼って疎開して花巻に住みました。そんな光太郎の足跡を中心に発信していきます
ポスターもバックに夾纈染めを使い雰囲気が素敵ですね。
まだご覧になっていない方、是非足をお運び下さい。
また、明日とお知らせが後手ですが、記念館と市内にあるカフェ羅須において、お琴と朗読のイベントがあります。
こちらも涼みながらぜひぜひいらして下さい。
光太郎が花巻に疎開する為に上野を発った日を自ら記念日としておりました。
ここの地区の皆さんが60年以上もこの日を記念して光太郎を偲び、高村祭を記念会や市と開催して来たのですが、コロナになってから休んでおりました。
大きなイベントはなかなか難しいですが光太郎ファンといたしましてはそこで詩を朗読するのはどうかしら?と話がまとまりまして、去年に引き続き2回目になります。もし参加したい方、来年ご一緒しましょう。
りんごの大将の碑はりんごばたけにあります。今はリンゴの実はまだ小さいですがここを光太郎もリンゴ畑を見に来たんですよ。
岩手の、そして花巻のリンゴが美味しかったのでしょうね
そして明日はワンデイシェフの日です。またお料理を載せますが、やつかのもりのインスタもどうぞ!
新花巻駅から新幹線で福島駅まで、そして
在来線で安達駅まで。のんびり改札から降りてきたら1台しかないタクシーが行ってしまい、少し焦りましたね。
タクシー乗り場に電話番号が書いてあり、ホッとしました。
今回は隅々まで公開でしたので、家に上がってみる事ができました。お店だった所は時計や大きな神棚はその頃の面影を残している感じですね。
花巻に来てから宮沢家にお世話になるわけですが、岩田さんに半纏とモンペを作ってもらっています。その機織り機でしょうか、織り機が飾ってありました。お庭も見えて素敵です。
作るまでのプロセスをうまくまとめてありました。
機会がありましたら是非ご覧下さい。
九谷焼なそうです。
オシャレですね。当時を思わせるものがたくさんあり見応えがありました。
皆さんも是非お立ち寄り下さい♪
今年初の講座の報告です。
2月18日市内のまなび学園で、出張講座をして来ました。
宮沢賢治、新渡戸稲造、と勉強会をなさっている方々で、光太郎はお初なそうです。
教員を退職なさった会員の方々、劇の中で笑いがあったり、和やかな講座でした
私達の「ある日の光太郎」の劇から始まります光太郎がお世話になった村人達が色々出て来ます。
服装や方言にもこだわりました。持ち物もなるべく当時を再現したく苦労してます笑
光太郎大好きの方がミニカレンダーを作り、素敵なので作ってもらいました。
今月は、「冬の朝のめざめ」という詩です。
少し長いですが鑑賞したいと思います。
「冬の朝なれば」
冬の朝なれば
ヨルダンの川も薄く氷りたる可し
われは白き毛布に包まれて我が寝部屋の内にあり
基督に洗礼を施すヨハネの心を
ヨハネの首を抱きたるサロオメの心を
我はわがこころの中に求めむとす
冬の朝なれば街(ちまた)より
つつましくからころと下駄の音も響くなり
大きなる自然こそは我が全身の所有なれ
しづかに運る天行のごとく
われも歩む可し
するどきモツカの香りは
よみがへりたる精霊の如く眼をみはり
いづこよりか室の内にしのび入る
われは此の時
むしろ数理学者の冷静をもて
世人の形くる社会の波動にあやしき因律のめぐるを知る
起きよわが愛人よ
冬の朝なれば
郊外の家にも鴨は夙に来鳴く可し
わが愛人は今くろき眼を開きたらむ
をさな児のごとく手を伸ばし
朝の光を喜び
小鳥の声を笑ふならむ
かく思ふとき
我は堪えがたき力の為めに動かされ
白き毛布を打ちて
愛の頌歌(ほめうた)をうたふなり
冬の朝なれば
こころをいそいそと励み
また高くさけび
清らかにしてつよき生活をおもふ
青き琥珀の空に
見えざる金粉ぞただよふなる
ポインタアの吠ゆる声とほく来れば
ものを求むる我が習癖はふるひ立
たちまちに又わが愛人を恋ふるなり
冬の朝なれば
ヨルダンの川に氷を嚙まむ
大正元年11月30日作
大正2年1月「抒情詩」に発表された
筑摩書房 高村光太郎全集より
明治42年27歳にヨーロッパから留学を終えて帰国するわけですから大正元年は30歳です。
今年は、光太郎のヒゲが埋蔵されている、詩碑から新年のご挨拶をさせていただきます。
昨年は色々な方から私達「やつかのもりLLC」がご支持いただき、活動の幅が広がりました。
本当にありがとうございます。
特に高校生の方達とのコラボは沢山の若い力をいただき、メディアでも取り上げていただきました。
今年も地道に高村光太郎の顕彰活動を頑張りたいと思います。
今日は、日記から光太郎のお正月、特におせちを拾ってみたいと思います。
21年はいつも登場しますので、今回は22年と23年の日記から。
昭和22年1月1日
仰天の横雲美しく晴れる
雑煮をつくりて祝ふ。
餅を焼き、南瓜と蕪と芹と菜と、肉少々、鱈1切れカツブシの出し。美味
午食 昨夜の残りの飯を飯盒でむす。ウヅラ豆
夕食 飯炊、中皿にてキャベツをふかす。これにトマトケチャップをかける。
ウニ、ゴマメ、コイカ漬け。みかん。
お餅がないお正月かと思ったら、分教場の先生が届けて下さいます。村の方についてもらってご挨拶しながら光太郎の元に届ける先生に、光太郎はお茶を入れて出迎えます。
昭和23年1月1日
寒さゆるむ、風なし。時々日かげさせど雲多く曇り。
お雑煮、お屠蘇代わりの冷酒二杯 お供へをかざり、みかんりんごを供ふ。筆、槌、コムパス、等祭る。
院長さんよりの餅、宮崎さんよりの餅、凍豆腐、鶏肉一片。
ひる昨夜の飯を蒸す。のりつけもの、午后小豆を煮て砂糖少々入れる。
雪の中を歩きまはる。狐の足跡 点々(文は省略しています)
年賀状を持ってきてくれた先生にはこの小豆煮をご馳走しています。
光太郎もこんな足跡を見て追って歩いたのでしょうか?
3月になると雪がかた雪になり、動物のように雪の上をカリカリと歩けるようになります。
また、Instagramでは「yatukanomori」で時々料理などを中心に更新していますのでそちらもご覧いただけたら嬉しいです。
ことしもよろしくおねがいします。
やつかのもりllc
いよいよ今年も雪に埋もれる頃になりました。
北海道に住もうと思ったくらいだから、寒いのは大丈夫、と言った光太郎ですが、自分が描いていた住家とは程遠く、戦後間もないこともあって沢山の事を我慢した事でしょう。
冬はちゃんとストーブで暖を取って、窓にはガラスが入って、暖かい日には縁側で日向ぼっこが出来るような家を望んだ事でしょうが叶わない時代でした。
周りが親切な村人だった事と、薪や炭がふんだんに使える環境だった事が救いだったことでしょう。
先日、やつかのもりLLCの企画で大変お世話になった岩手県立花巻南高校の菊池先生が岩手日報にエッセイを載せてっくださいました。
光太郎の縁で、色々な人とつながり、生徒と一緒に行動が出来た事などが書かれています。
これからの世代を担う若者、高校生に光太郎を知ってもらうチャンスを作っていただいたことは、私達もうれしい事でした。
これからも色々コラボさせていただきたいものです。
こちらは、私たちの副代表の、新渕さんが、この度、食の匠に認証されました。
バクロウ茸(香茸)の炊き込みご飯です。
私達もご馳走になるのですが、このきのこ自体が大変珍しく香りがよくって美味しいのです。
巷では松茸に負けないおいしさという評判です。
そのバクロウ茸をご主人と一緒に取りに行くそうですが、なかなか見つからないものなそうです。1度乾燥させて、香りがするようになってから、戻して料理をするそうです。
まさに匠の腕ですね。
皆で食の取り組みをしてきただけに、2重の喜びでした。
光太郎も沢山のキノコを採って食べていますが、みんなが狙っているものは自分で採るのが難しかったようです。
餅米が貴重な時代でしたから、おふかしや、お餅は村人からよくいただいてご馳走になっています。
キノコ料理は大好物でした。
いつも当ブログを訪問して下さりありがとうございます。
PCの調子が悪くアップロードが出来ず、報告もさまざまありますが、
今日は晩秋のこの景色を皆さんと一緒に楽しみたいと思います。
光太郎は秋になるとこの色づく様を日記にかいています。
東京育ちの光太郎は山の木々に囲まれた生活は経験がなかった事でしょう。
「1木1草まで紅葉して壮観です。」と友人に便りを出しています。
ここは旧記念館ですが、光太郎はこの土地に住むことを決め、この辺も自分の住処の候補にしてたようです。村人が往来するのでうるさいだろうという事でやめたようです。
奥には智恵子の泉もあります。
今年は雨が極端に少ないので泉の具合はどうでしょうか?
ここは「雪白く積めり」の詩碑です。
ここで春、コロナで休止するまで毎年高村祭を開催していました。
モミジは勿論、エゴの木、、栗やアブラチャン、やまなしの木、上澄み桜、沢山の色づいた木々に囲まれます。
この広場に、光太郎は図書館や音楽堂などを建てたいと知人に話しています。
詩碑の南側に広がる景色です。
今年は気候が良く、雨が少なくお出かけにはいいのですが、池とか小川には水がなく流れていない状態です。
この色も素敵ですね。今回は27日になはんプラザで行われる
「光太郎と花巻賢治子供の会」というイベントです。
花巻の山あいに一人で住んでいた光太郎を元気付けようと子供達を連れて訪問したご夫婦がいました「照井謹二郎、登久子」ご夫妻です。電車や徒歩で子供達と山口まで出掛け、賢治の童話を劇にして見せたのがきっかけで、光太郎も子供達も年に2回会うのを楽しみにしました。
その当時、光太郎に見せた劇に出演した方々が、色々なお話を聞かせてくれることになりました。
とっても楽しみなイベントです。
光太郎もこの会の脚本を書いた照井登久子さんを励まして下さり、心の支えになったそうです。
今回は光太郎に会いに行きませんか?と誘った賢治の弟の清六さんご夫婦なのです。が、林風舎代表の和樹さんにお母様から聞いた思い出話などをお話ししてもらう予定です。
当時の劇や照井ご夫妻の思い出話は、熊谷さんと高橋さん、そしてずーっと後、賢治子供の会に参加して東京公演まだ取材された田中しのぶさんの司会で楽しいお話を聞き、またその当時の劇の朗読の一部を発表していただく予定です。
さて、先日のクラフトフェアのお弁当は大盛況でした。
毎日115食.2時間程で完売しました。
1日目の花巻南高校のレモンケーキのプレゼントも、私達のお弁当に花を添えてくださり感謝です♪
こんなに沢山の量をこなすのは大変ですが達成感もあり、色々勉強になりました。
5月に続き私達「やつかのもり」が「土沢アートクラフトフェア」でお弁当を作ります。
場所は花巻市東和町土沢の岩手銀行向かいの「ワンデイシェフ」です。
お弁当をお買い求めの方に直接差し上げる様です。
個数は足りないので、貰えたらラッキーですね。
素晴らしい♡
私達は2日間ですが1日100食以上のお弁当作りで、食材の購入も大変な量ですし、お弁当パックやコーヒー、お茶などの容器、他細々とした物が必要です。準備に時間がかかりますね。
色々原材料や食材が値上がりしていますので、普段食に関わっている方々は色々工夫していることに改めて気付くことがあります。光太郎は秋が大好きです。栗やキノコを使って美味しいお弁当を作りますので、みなさん、是非いらして下さいねー