今年は、光太郎のヒゲが埋蔵されている、詩碑から新年のご挨拶をさせていただきます。
昨年は色々な方から私達「やつかのもりLLC」がご支持いただき、活動の幅が広がりました。
本当にありがとうございます。
特に高校生の方達とのコラボは沢山の若い力をいただき、メディアでも取り上げていただきました。
今年も地道に高村光太郎の顕彰活動を頑張りたいと思います。
今日は、日記から光太郎のお正月、特におせちを拾ってみたいと思います。
21年はいつも登場しますので、今回は22年と23年の日記から。
昭和22年1月1日
仰天の横雲美しく晴れる
雑煮をつくりて祝ふ。
餅を焼き、南瓜と蕪と芹と菜と、肉少々、鱈1切れカツブシの出し。美味
午食 昨夜の残りの飯を飯盒でむす。ウヅラ豆
夕食 飯炊、中皿にてキャベツをふかす。これにトマトケチャップをかける。
ウニ、ゴマメ、コイカ漬け。みかん。
お餅がないお正月かと思ったら、分教場の先生が届けて下さいます。村の方についてもらってご挨拶しながら光太郎の元に届ける先生に、光太郎はお茶を入れて出迎えます。
昭和23年1月1日
寒さゆるむ、風なし。時々日かげさせど雲多く曇り。
お雑煮、お屠蘇代わりの冷酒二杯 お供へをかざり、みかんりんごを供ふ。筆、槌、コムパス、等祭る。
院長さんよりの餅、宮崎さんよりの餅、凍豆腐、鶏肉一片。
ひる昨夜の飯を蒸す。のりつけもの、午后小豆を煮て砂糖少々入れる。
雪の中を歩きまはる。狐の足跡 点々(文は省略しています)
年賀状を持ってきてくれた先生にはこの小豆煮をご馳走しています。
光太郎もこんな足跡を見て追って歩いたのでしょうか?
3月になると雪がかた雪になり、動物のように雪の上をカリカリと歩けるようになります。
また、Instagramでは「yatukanomori」で時々料理などを中心に更新していますのでそちらもご覧いただけたら嬉しいです。
ことしもよろしくおねがいします。
やつかのもりllc
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