さて先日マチココの撮影会を兼ねて、市内にある菊地邸を見学してきました。
ここの建物を作った菊池氏は札幌農学校を卒業し全国の農事試験場長をなさった方で、少し前までは、身内の方が、ピアノ教室や絵画教室をなさっていました。だれも住む人がなくなり、現在は盛岡の医師の方が所有しています。
市内の有志でここを公開する計画があります。
壁や照明は新しい感じですね。しばらく誰も住んでいませんでしたから、いろいろ細かい手直しが入ったようです。
廊下は普通ですが、部屋は殆んど畳でした。
昔はそこにじゅうたんが敷いてあったのかもしれません。
昔の水屋なども懐かしい感じのものもあります。
この段階では、まだビールもないですね。泡が消えないように、きちんとほかのものが決まってから、ビールを継ぎます。どんな感じのタウン誌に出来上がるか楽しみです。
奥の部屋の襖?には唐紙でしょうか?素敵な模様の扉が残っていました。2階の児童室にも別の扉が、もしかしてもっとたくさん種類があったのかもしれません。あくまで想像です。
さて、こちらには光太郎も訪れているとのこと。日記には菊池氏のお嬢様ご夫婦が(寺島様)宮沢賢治の実家も空襲で被害を受け、光太郎が菊池氏の親戚にあたる佐藤昌氏の所に身を寄せているときに訪問を受けています。また、賢治も童話の中で、階段を上った様子や、バルコンからキツネが逃げた様子を書いています。いろいろ想像して楽しい1日でした。公開が決まったら、またUPしたいと思います。
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