私たちの小さな、小さな光太郎の顕彰活動が少しづつ目にとまり、2月は2回もお話させていただくことが出来ました。
2月16日、岩手県立花巻南高校で「高教研国語部会中部支部」よりご依頼があり、
「こうたろう散歩道ー山小屋暮らしの高村光太郎。」
と題しまして講演させていただきました。
現役の高校の国語の先生にお話しを、という課題は私達にはなかなか、ない事です。まして1時間以上のお時間をいただきまして、頭を悩ましました。
出来る事を、という事でみんなで講演の合間に寸劇も入れました。
光太郎がお茶を入れる時に水にこだわり泉に水を汲みに行き、いつも野菜や豆をいただく村人と会話を楽しみ、当時村では珍しいコーヒーをご馳走したり、
お礼に雑誌やお菓子を用意している光太郎、当時珍しいものばかりでした。
皆さん自分の家族が残した昭和の衣装を探しての熱演です
手紙や荷物を山小屋迄届けてくれたり、光太郎が方言の詩を書いて、この先生になおしてもらいました
前日のリハーサルが都合わるく、ぶっつけ本番でしたが、何とか危機を乗り越えました。
盛岡から吉田幾世が婦人之友社より、光太郎の様子を見てくるように、と依頼されます
光太郎の大好きな牛鍋の食糧を持って5キロの山道を歩いてきます。
そこを勝治先生は光太郎の体を気遣って合わせてくれません。
問答の末、許してくれるという場面。
ちょっと緊張して声が小さかったかもしれませんが、何とか無事勤めました。
これも私たちのみんなの力です。
光太郎を愛し、そして教えを守り続けている、山口地区の皆さん最期に高村山荘の横にある詩碑の
「雪白く積めり」を朗読して、幕を閉じました。
この詩は初めてという先生もいらして、これを選んでよかった、と思いました。
いつも、生徒に国語を教えている先生方に何をお話ししよう?と悩みましたが、私たちの知っている光太郎の姿が1番と思い紹介させていただきました。
中部だけで15校あるそうです、ありがとうございました。
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