市内はもう桜が満開に近いのですが、ここは里山なので開花が少し遅れます。
その分、野に咲く花はハッと思い立ち止まって見てしまう程可憐で、凛とした強さを感じます。
特にかたくりは枯葉の中から姿を現します。スプリングエフェメラル(春の妖精)なんて素敵な名前が付くほどですね。
『東北の春のあわただしさは、リンゴ、梅、梨、桜のような、いわゆる春の花の代表が、前後する暇もなく、一時にぱっと開いて、まるで童話劇の舞台にでもいるような気を起させる。』
と書いてます。
一度に花に囲まれる様子、素敵です。まさに北国の特権ですね。
そんな場所もあったのですね。
現在はそんな森に戻そうと、地元の方々が植えて下さっています。記念館の周りが春足の踏み場もない位、花畑になるといいですね。
セルリアンは空色、現在のセルリアンブルーのようです。晴れた日はかすみが蒔絵のようにに見えたのでしょうか、画家の顔も見せますね。
当たり前ですが、詩人、というより、芸術家の光太郎の観察力はすばらしいですね。
こういう感性を持って日々過ごしていたということですね。
YouTubeで聴けます。
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