その高村祭は、光太郎がここ花巻に来るために東京を出発した日でもあります。
今年はコロナの為、去年同様無くなったようですが、変わらぬイベントを紹介したいと思います
15日を特別な日に意味づけて、「ミレットキッチン花」さんが光太郎ランチを作っています。今月もとても美味しかったです。
近隣の方は予約すると並ばなくても手に入るようですよ。
「はなまき西南道の駅」までお問い合わせください。(0198295522)9時から4時頃まででしょうか?
現在は光太郎の人物紹介と岩手の人の詩の紹介、そして、周辺に咲く春の花から光太郎と賢治の作品の1部分を抜粋して紹介しています。
いらした時はこちらもご覧ください。
さて、今回もランチの中身は盛りだくさんです
光太郎の日記や書簡から材料を集め、「ミレットキッチン花」さんに私たちが提供し、「ミレットキッチン花」のグループの方々がランチになりそうなものを工夫してお料理を作ってくださっています。いつもありがとうございます。
タケノコめし
にら入りチャーハン
鰊の木の芽みそ焼き
エビと山菜の天ぷら
ぜんまいの炊き合わせ
塩麴入り卵焼き
ウドの酢味噌かけ
うるいのお浸し
お新香
蓬入り白玉団子小豆添え
これだけでも創造料理ですね
日記は
昭和21年5月2日
八十八夜なり、雨、午前雨やむ。温、風なし。夕食飯炊(稗入、ヨメナ入)ニシン1尾みそ漬け、フキノタウ茎入り。
昭和21年5月7日
晴、温、歩くと汗ばむ。風少しあり。今日は昌歓寺の仏供養によばれてゐるので、早くおきる。夕食、飯炊(フキノ葉入り)ホロホロ、タラの芽、アケビの葉のおひたし(かつぶし、しょうゆ)生葱きざみ。
昭和23年5月2日
曇、雨もよう。温 夜タランボ、アスパラガスをうでて酢味噌でくふ。ニシン焼肴。雨になる
昭和23年5月15日
晴。朝夕冷、日中温度上がる。朝4時頃おきる。朝のみそ汁にアイコを入れる。この山菜美味。夕食炒飯(ニラ入り)カレイ焼肴、大根おろし。空晴れてゐる。畑かわく。
光太郎の住んだ山口という場所は市内の人もわざわざ山菜やキノコを採りに来る所です。
光太郎の住んだ頃は普通に村人が食べていたもので、村の人から食べられる山菜を教わり味わっています。次の日採ろうとしていたものが誰かに先を越されたり、寝坊の光太郎はよくあった事だったようです。
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