2023年9月15日金曜日

9月のワンデイシェフと秋の企画展

いつも当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
今年は暑くて北東北の岩手もなかなか秋の気候になりません。
先日お客様を迎えに光太郎記念館に行きましたら、駐車場の近くの栗の木に今にも弾けそうな実がありました。光太郎の大好きな季節がやって来ました。
この食事は先日私達やつかのもりllcが「ワンディシェフ大食堂」で作ったランチです。
9月は光太郎の好きな栗を使って栗ご飯。
デザートには栗の渋皮煮も、大奮発しました。
お吸い物には舞茸、この地方で夏よく食べる夕顔の煮物、アンチョビサンドも忘れずに。光太郎が毎回畑で作って最後まで食べたトマトを私たちはセミドライトマトにして添えました。

お茶が大好きだった光太郎ですから夏も勿論お抹茶もお煎茶、紅茶、なんでも飲んでいますが、ミントを入れてモロッコ風緑茶を冷やして提供しました。
これが結構好評でした。最後みんなで食事をした時美味しいのですが少ししか残っておらず残念でした。暑かったのでとても美味しく飲みました。
10月5日から企画展で「光太郎と吉田幾世」が始まります。
ちょっとしたPRで食事と一緒に並べてみました。
今年は暑いのですが光太郎がここに住んだ時はどんな感じだったのでしょう。
企画展の吉田幾世さんは盛岡の現「盛岡スコーレ高等学校」の創始者です
吉田さんは東京の自由学園に学び、光太郎が時々作品を載せている「婦人の友社」に入社します。のちに盛岡に戻り疎開した光太郎の生活を見てくる様に婦人の友社に頼まれます。
吉田さんは盛岡から半日近い時間をかけて山荘の光太郎にに会いに行きます。光太郎が不自由な思いで暮らしていないか何度も山荘に食糧運び、交流し婦人之友社の依頼の作品を書いてもらいました。作品が雑誌に掲載されたことで当時簡に行けなかった光太郎の山での暮らしを雑誌を通じて読者が知ることが出来ました。
吉田さんは自分の学校の生徒を連れてみんなで作った作品や食事を持って山荘を訪れます。
また光太郎は吉田さんの学校を訪問しこれからの学園の指針のアドバイスをし、現在も光太郎の教えがこの学校に残っています。
そんな事を下地に企画展の準備を進めています。
是非、こちらにも足をお運びください。近くなったらまた詳しくご案内したいと思います。


 

1 件のコメント:

齋籐由比子 さんのコメント...

13日に利用させて頂きました。とても美味しくやつかのもりに関心を持ちました🎵また利用したいです。有り難う✨