2019年4月5日金曜日

連翹忌(れんぎょうき)

 みなさんこんにちは
高村光太郎記念館です。
4月2日は、高村光太郎の命日です。
昭和31年のこの日、庭に連翹の花が咲いていたので「連翹忌」と名付けられました。
東京のアトリエで73歳の生涯を閉じました。
ここ花巻の記念館では、毎年、「雪白く積めり」詩碑前で詩碑前祭が催され、地元の皆さんが集まり、光太郎の詩を朗読し、ありし日の光太郎を偲びます。
 60年も詩碑前祭が続いているのですが、この日は大変珍しく吹雪だったので、館内で行いました。
小学生が、遺影の前にお花をあげました。
毎年地元の小学1年生が献花する事になっています。
光太郎は子供が大好きでしたので、ニコニコお花を受け取って下さるような気がします。

 そして、子供たちだけで、「山のひろば」を朗読
 参加者全員で「雪白く積めり」を朗読です。
当日は本当に「雪白く積めり」の世界でした。高村光太郎が亡くなった日の東京も珍しく雪が降ったそうです。
この日に降った雪や気温は、気象台始まって以来の現象だったようです。
 最後に一人一人お焼香をして終わります。
この後、市内の松庵寺(光太郎が生前お父様の光雲の法事をした場所です。)では、法要をします。
こちらも、光太郎ファンが集まって、法要の後、光太郎を偲んで座談会をします。

そして、こちらは夕方の東京です。
智恵子と光太郎が食事に訪れた日比谷の「松本楼」で連翹忌を開催しています。
高村光太郎の弟、豊周さんのお孫さんにあたる方が、現在の高村家を継いでおります。
そのご親族の方や、研究者の北川太一氏など沢山の方が参加しました。
渡辺えりさんも参加してくださり、お父様と光太郎のつながりなどもお話ししてくださいました詳しくはこちらの高村光太郎連翹忌運営委員会のブログをご覧ください