2024年12月14日土曜日

少しずつ広がる光太郎の世界


先日の高村光太郎記念館の雪の景色です。

いよいよ今年も雪に埋もれる頃になりました。

北海道に住もうと思ったくらいだから、寒いのは大丈夫、と言った光太郎ですが、自分が描いていた住家とは程遠く、戦後間もないこともあって沢山の事を我慢した事でしょう。

冬はちゃんとストーブで暖を取って、窓にはガラスが入って、暖かい日には縁側で日向ぼっこが出来るような家を望んだ事でしょうが叶わない時代でした。

周りが親切な村人だった事と、薪や炭がふんだんに使える環境だった事が救いだったことでしょう。
 


先日、やつかのもりLLCの企画で大変お世話になった岩手県立花巻南高校の菊池先生が岩手日報にエッセイを載せてっくださいました。

光太郎の縁で、色々な人とつながり、生徒と一緒に行動が出来た事などが書かれています。

これからの世代を担う若者、高校生に光太郎を知ってもらうチャンスを作っていただいたことは、私達もうれしい事でした。

これからも色々コラボさせていただきたいものです。



こちらは、私たちの副代表の、新渕さんが、この度、食の匠に認証されました。

バクロウ茸(香茸)の炊き込みご飯です。

私達もご馳走になるのですが、このきのこ自体が大変珍しく香りがよくって美味しいのです。

巷では松茸に負けないおいしさという評判です。

そのバクロウ茸をご主人と一緒に取りに行くそうですが、なかなか見つからないものなそうです。1度乾燥させて、香りがするようになってから、戻して料理をするそうです。

まさに匠の腕ですね。

皆で食の取り組みをしてきただけに、2重の喜びでした。

光太郎も沢山のキノコを採って食べていますが、みんなが狙っているものは自分で採るのが難しかったようです。

餅米が貴重な時代でしたから、おふかしや、お餅は村人からよくいただいてご馳走になっています。

キノコ料理は大好物でした。